実はインテリアにこだわるほど、自分自身の好みがわからなくなるのも事実です。そんな時は、初心にかえって"好きなものを思う存分集めること"からはじめてみましょう。
まず、雑誌やカタログなどから直感的に"好き"と思う写真をどんどん切り抜きます。ひと通り集め終われば、写真を部屋ごとに分類しておきましょう。
ざっと分類した写真を一覧してみれば、何となくイメージが統一されて「ああ、自分はこういう風にしたかったんだ」とあらためて気づくはずです。
インテリアを考える時に、いちばん重視したいのが「毎日、心地良く過ごせること」です。わが家らしく個性的でありながら、そこにいるだけでほっとできる空間づくり。そのためには、いろいろなインテリアの要素をバラバラに考えるのではなく、カラーやデザインをひとつのテイストに沿ってまとめていくことが大切です。
自分に合ったテイストを見つけるには、集めた写真を雰囲気の近いものどうしを揃えるように整理してみるのがコツ。そうすれば、好みのテイストが浮かび上がって見えてくるはずです。
下にご紹介したのは代表的なインテリアのテイスト・コーディネーション例です。さて、あなたの好みにぴったりな空間イメージはあるでしょうか?
もっと自分が実現したいインテリアの雰囲気をはっきりとさせたいなら、イメージボードを作ってみるのがオススメです。
部屋ごとに分類した切り抜き写真を、1枚のボードに貼っていくのですが、この時に"本当に好きかどうか"あらためてセレクトするのがポイント。さらに貼った写真の横に"なぜこの写真を選んだのか""どこが気に入っているのか"などのメモを書き込むことが重要です。
こうしてボードをまとめておけば、住まいのプロに理想のインテリアを伝える場合にもとても役立つのです。
また、イメージボードのかわりにパソコンのアルバム機能などを活用するのもオススメです。デジカメ写真やインターネット上のフリー画像などから好みの写真を集めて整理することができます。ぜひ自分に合った方法でインテリアイメージをまとめることにトライしてみてください。