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こだわり研究 theme.07 家のなかでも水の事故は起こる!子どもを水の危険から守るには?!

危険を予測した行動と設備への配慮が大切。

さきほど親が注意することには限界があるとお伝えしましたが、どのような時に事故が起こりやすいかを予測し、事前に配慮しておくことが大切です。たとえば、子どもと一緒に入浴している場合、親が洗髪している時が要注意のタイミングです。洗髪時は目を閉じてしまうので、どうしても子どもへの注意力が低下しがちになります。できれば洗髪は、子どもの入浴を済ませてから行なうように心掛けましょう。

さらに浴槽の近くに腰掛け椅子や洗い桶をおくのも危険です。子どもにとって浴槽への足がかりとなりやすく、気がついたらお湯の中へダイブしていたなんていうことにもなりかねません。 また設備面で言えば、浴室ドアにチャイルドロックを設けて、子どもがひとりで浴室に入れないようにするのが日常面での配慮として効果的です。子どもの手が届かない高さにロックを設けたドアを選ぶのがポイントです。その他、浴室や浴槽の床を滑りにく仕上げにしたり、つまずかないようにシャワーホースを工夫するなど、仕上げや設備に細かな配慮を施した浴室を選ぶことで、入浴時の安全性を高めることができます。

6歳までの子供が背伸びしても届かないチャイルドロック付の浴槽ドア。

子どもの安全面に配慮された浴室例(積水ハウスオリジナルユニットバス) 子どもがお湯に浸かりながら自分の身体を支えやすい浴槽内のインナーグリップ。

手摺上部からシャワーホースを出すことでフックに掛けても床に届かず、足元がすっきりしてつまずきを防ぐシャワーホース内蔵大型手摺。

子どもが浴槽に浸かりながら手を掛けやすく、出入りもしやすい浴槽框。

浴槽と洗い場の段差を小さくすることで、子どもでもまたぎやすくした安全浴槽。

水はけが良くて乾きやすく、濡れていても足が滑りにくいエンボス加工の床。

積水ハウスオリジナルのオリジナルユニットバスは、子どもの入浴時の安全性が高く評価されて「第4回キッズデザイン賞」を受賞しています。

子ども自身が危険を学べるように親子で会話を。

子どもはさまざまな体験や経験を重ねることで、人間としての能力を発達させていくものです。住まいの安全への配慮はもちろん大切ですが、水の恐さや入浴時に気をつけなければならないことを知らないままでは、かえって危険とも言えるでしょう。

たとえば、わが家とは違った場所で入浴する場合、浴室にはどんな危険が潜んでいるのかを充分に知っておくことが大切になるのです。特に入浴時は裸という無防備な状態になりますから、ちょっとした不注意が大ケガを招く可能性もあります。ぜひ今夜にでも、一緒にお風呂に入った時に子どもの動作をチェックして、浴室で気をつけないといけないことや安全な入浴の方法などについて話をしてみてください。毎日の生活の中でいろんなことを少しずつ教えていく。それも子育てで大切なことだと言えるのではないでしょうか。

お風呂の危険について伝えることも大切な親の役割!

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