こだわり研究 theme.06 飼いやすくて会話も楽しめる! 鳥たちとのペットライフは いかが?
鳥たちが安心して過ごせるように、こんなことに要注意。
犬や猫は心地よい場所を求めて歩き回ることができますが、基本的にケージの中で過ごすことの多い鳥にはそれができません。だからこそ、飼い主が気をつかって、快適・安心に過ごせるように配慮してあげることが大切になります。主な注意ポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
飼育場所の注意ポイント
ケージは鳥のサイズにあった大きさのものを用意しましょう。
鳥はほぼ全周囲のものが視野に入りますので、部屋の中央にケージを置くとストレスになりがちです。壁際や隅に置くようにしましょう。
物音が鳥のストレスになりやすいので、ケージはできるだけ静かな場所に置きます。ドアの近くや交通量の多い窓際、テレビの近くなどは避けましょう。
鳥の適温は20〜22℃で湿度は60%程度が理想の環境です。エアコンの風が当たる場所や外気が吹き込む玄関先は避けましょう。季節によってケージの置き場所を変えるなどの工夫も大切です。
昼間は家族の見える場所で、夜の寝るときには静かな環境の場所にと、昼夜でケージの場所を変えるのも有効です。
鳥にとって日光浴も大切です。夏の直射熱は危険ですが、状況を考えて日当りのよい場所にケージを移動させましょう。
犬や猫などを一緒に飼う場合は、近づきにくい場所にケージを置くようにしましょう。
部屋の隅にケージを置いて、鳥のストレスを緩和!
放鳥時の注意ポイント(家庭内事故)
ケージから出して室内を自由に飛ばす放鳥は、鳥たちにとって楽しい時間ですが、家の中には鳥の害になってしまうものも少なくありません。人の目の届く範囲で放鳥しましょう。
まずは窓の締め忘れに注意しましょう。放鳥前にしっかりと確認し、部屋のドアも閉めて、鳥が逃げたり、家の中で迷子にならないようにしましょう。
意外に多いのが金属中毒です。鳥は食べ物を消化する助けとして、小石や砂、金属片などを摂取する習性があります。とくに注意したいのはカーテンの裾の重りなどに使われている鉛で、放鳥時には、鳥の様子をよく見ておくようにしましょう。
観葉植物も要注意です。アイビーやポトス、モンステラやポインセチアなど、鳥にとって有害な植物も多く、それらをついばんだりしないように注意しましょう。
鳥には水浴びが大好きな種類もいます。トイレや浴室のドアを開けたまま放鳥し、鳥が便器や浴槽にダイブしたというケースもあります。
放鳥時に鳥が休憩できる留り木を用意しましょう。鳥の居どころになり、安心して過ごせます。
調理中のキッチンに近づけるのも危険です。加熱中の鍋などだけでなく、炊飯器の湯気にあたってヤケドを負うケースも考えられます。
留り木があれば、放鳥時の居どころに!
まさにサンクチュアリ、こんなバードハウスの計画例もあります。
ここでご紹介するのは、ある愛鳥家が住まいの新築と同時に計画されたバードハウスです。アフリカ原産で日光浴が必要なヨウムのために、南向きの日当りのよい場所をバードハウスとして確保しています。床から天井までをガラス張りにすることで、家族とコミュニケーションをとりやすいだけでなく、インテリアとしても完成度を高めています。
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