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こだわり研究 theme.01 ヒンヤリ、ゾクリ、ホテリ……「寒い家」のお悩み解決法!

暖房を効かせても「あったかい家」にはならない?

家の中が冷たいと身体が縮こまって、すいすいと動けませんね。そこでつい、暖房を効かせがち。でもリビングがいくら暖くても、廊下が寒ければゾクッとします。また、近頃は大きな吹き抜けや開放的な間取りの住まいも多いですが、1階の暖気がどんどん上に上がってしまって、顏はホテって暑いのに足元はヒンヤリというケースも。
これら冬特有のストレスは、1軒の住まいの中でホットゾーンとクールゾーンができてしまっていることによるものなんですね。実際、冬の住まいのお悩みを尋ねてみると、約半数の人が「居間と居間以外の部屋との温度差が激しい」ことを挙げられています(*)。たとえばリビングを23℃まで上げていてもトイレや洗面室が7℃しかなければ、その温度差はなんと15℃以上。とても「あったかい家」とは感じられないんです。

冬の住まいの、気になる問題点は?

冬の悩みは、ホットゾーンとクールゾーンの温度差が原因!

サーマルショックが、家族の健康を襲う!!

ホットゾーンとクールゾーンの温度差が激しいほど、急に冷えてゾクッとする、足元だけが冷えるなど、いろんなストレスになります。しかも不快なだけでなく、身体、とくに血圧への影響も見過ごせません。
暖かい部屋から寒い廊下やトイレ、洗面室に行ったり、冷たい脱衣場で衣類を脱いで熱いお風呂に入ったりすると、血圧が急激に上昇・下降して「サーマルショック」を起こしやすくなるんです。とくに高血圧の人や高齢者は、サーマルショックによって脳卒中などを起こす危険性もあります。
冬を心地良くすこやかに過ごすには、部屋ではなく家全体を暖めるという考え方が大切。でも設備機器で全館暖房をするとなると、大変ですね……。

冬、冷たさでつらい部屋は?

上手に家全体を暖かくするには?