こだわり研究 theme.04 電気は 貯めて使う 時代? 注目の「住宅用蓄電池」、ここがスゴイ!!
住宅用蓄電池を活用するには、ポイントがある?
住宅用蓄電池を設置する場合、まず、電気を貯めておく能力"蓄電容量"をチェックしましょう。電気を貯めておく容量が小さいと、使える電気も少量になるからです。さらに、同時に使える電力である"出力パワー"をチェックすることも重要なポイント。出力パワーが少ないと、家電製品の同時使用ができません。
たとえば、出力パワーが1000Wの場合、冷蔵庫(200W)、テレビ(150W)、照明(100W)、エアコン(600W)が同時に使えます。ただし、食事の支度に電子レンジなどを使う場合には、何かの電気を消さなければなりません。わが家の家族は電気をよく使用する方かどうか、ライフスタイルに合わせて蓄電池を選びましょう。
住宅用蓄電池を非常時専用とするなら別ですが、日常も使う場合は常に"残量"を意識しておくことが大切。地震はいつ起きるかわかりません。ふだんの暮らしで電気を使い切ってしまうと、いざという時に使えなくなってしまいます。
住宅用蓄電池は“ハイブリッド”がいい!
住宅用蓄電池は何だか使い方にコツが要りそう、それなら太陽光発電で電気を創る方が電力会社から電気を買わなくても済むのでは…と思う方も多いのではないでしょうか。じつは非常時の場合、太陽でどれほど発電しても、1500Wまでしか使えない製品がほとんどです。夜は当然、電気を創れません。
そこで登場したのが、〈創エネ〉+〈蓄エネ〉を“ハイブリッド”で行なうという方法。ハイブリッドとは、1つの目的のために2種類以上の異質なものを組み合わせることです。
たとえば積水ハウスの「グリーンファースト ハイブリッド」の場合、太陽光発電電池・燃料電池(エネファーム)で〈創エネ〉し、大容量の鉛蓄電池でたっぷり〈蓄エネ〉します。これら3つの電池の作働は自動でコントロールされるので、非常時はもちろんふだんも安心して電気を使うことができるのです。
停電時でも安定して電力を供給するために、「グリーンファースト ハイブリッド」では「太陽電池」と「燃料電池」という2つで〈創エネ〉。お天気の時には太陽光が活躍し、曇りや夜の場合でも燃料電池で発電します。
非常時こそ大切な電気をたくさん創り、使えきれない電気は大容量の蓄電池へ。
万が一の場合でも、入浴もすることができ、ふだんに近い生活ができます。
「グリーンファースト ハイブリッド」の鉛蓄電池は、8.96kWhという大容量。停電している間でも液晶テレビや照明器具はもちろん、約17時間冷蔵庫を使っても差し支えないほどの容量を持っています。
さらに「グリーンファースト ハイブリッド」の蓄電池は、いつ来るかわからない地震に備え、残量が50%以下にならないように常に自動制御されます。
だから非常時でも安心して、電気のある暮らしが可能になるのです。
ちなみに、これら3つの電池を組み合わせたハイブリッド電力供給システムを備えた商品の市販化は世界初なんです
(積水ハウス調べ)。