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庭暮らしラボ 特別編 涼しい緑陰を楽しむ!グリーンカーテンにチャレンジしよう!!

06:暑さを乗り切る

普段の水やりは

8月に入って暑さも厳しくなってきました。まさにグリーンカーテンの効果が実感できる時期です。
“1に水やり、2に水やり”が、ますます大切になってきます。

葉にも水やりをする

グリーンカーテンが育ってくると、葉からの水分蒸散量も増加します。葉からの蒸散によって表面温度が下がり、気温上昇を軽減することができます(下の写真参照)。引き続き、毎日の水やりを徹底してください。葉にも水を掛けるとゴーヤが活性化し、元気に育ちます。葉からの蒸散量も増えるので、気温低下効果もさらにアップします。

グリーンカーテン部分の表面温度が周囲に比べて大幅に低いことが、右のサーモグラフィでもよくわかります(赤が表面温度の高い部分、青が低い部分)。

乾燥に対処する

水分を与えるだけではなく、前号でも紹介した乾燥防止も大切です。マルチング材の利用以外にも、鉢の側面に直接日差しを当てないように乾燥に強い別の鉢を置く、ポットカバーをセットすることも有効です。
また麻ポットのように透水性の高い素材の場合、ポット側面からの水分蒸発を防ぐためにラップや100円ショップで売っているような小さなすだれをポット側面に巻きつけるという手もあります。

ポット側面にラップを巻き付ければ、ポットからの水分蒸発を軽減できます。

留守にする場合は

夏休みやお盆休みも近づき、帰省や家族旅行を予定されている方も多いと思います。留守中の水やりについては、下記を参考に対策を考えてみてください。

1〜2日程度の留守の場合

短期間の留守であれば、鉢の受け皿やバケツ、家庭用のビニールプールに水を張って、鉢をつけておけば、水不足の心配はありません。ただ、長期間そのままにしておくと根腐れしてしまいますので、1〜2日、長くても3日程度の留守の時の対応と考えてください。

1週間程度の留守の場合

毛細管現象を利用して水を補給する商品があります(右の写真参照)。水をうまく吸い上げるにはコツが必要ですし、設置するペットボトルやポリタンクの容量を検討するためにも事前に試しておいた方が安心です。

毛細管現象を利用して水を補給する商品を使う場合は、事前に試してみましょう。

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