公開講座TOP > ライフスタイル・ラボ > 庭暮らしラボ > 秋から楽しむ、ハーブのある暮らし。

こだわり研究 theme.06 秋から楽しむ、ハーブのある暮らし。

ハーブって、春から夏がシーズンじゃないの?

【図解】 秋から育て始めるおすすめハーブ

ハーブは春から栽培を始めて、夏にかけて花が咲いて大きく育っていく。そんなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。もちろん春先から育て始めるのに適したハーブも少なくありませんが、実は春と秋のどちらでもタネ蒔きや苗の植え付けができる種類も豊富で、今からでも楽しみ始めることができるのです。

たとえばビギナーでも育てやすく、おすすめなのが「ローズマリー」や「オレガノ」。特に「ローズマリー」は強い霜に当たることを避ければ冬越しもさせやすく、日光を好みますが半日陰でも育てることができます。1年を通して花を咲かせるので、冬の淋しくなりがちな庭にも彩りを添えてくれ、お料理に活かしたり食卓に飾ると素敵なアクセントになります。「オレガノ」も冬の寒さに丈夫で、日陰にも強いのが特徴。タネを蒔いて育てる場合も苗を植える場合も、どちらでも秋からスタートできます。

また、ディルなどのセリ科のハーブやルッコラなどのアブラナ科のハーブは、春蒔きにするとすぐに花が咲いて収穫期が短くなってしまうので、秋蒔きの方が有利なのです。

これからの季節、こんなハーブ活用はいかが?

わが家で育てたハーブは、農薬や肥料などの心配もなく、安心していろんな面に活用できるのも大きな魅力のひとつです。まず自家製のハーブだからこそ楽しみたいのが、フレッシュ(生葉)ハーブティー。ハーブティーと言えばドライハーブを使うのが一般的ですが、わが家で育てているからこそ手軽にフレッシュ(生葉)が味わえるわけです。秋の夜長、夜ふかしをして寝不足の朝をリフレッシュしたい時には「ローズマリー」。「コモンセージ」のハーブティーなら抗菌作用があって、風邪の初期症状にも効果があると言われています。「ローズマリー」も「コモンセージ」も少し癖のある味なので、紅茶に混ぜて飲むのがおすすめです。

また、今年のクリスマスには、自家製ハーブを使ったローストチキンを作ってみてはいかがでしょうか。「ローズマリー」「タイム」「オレガノ」などをオリーブオイルと一緒にチキンにまぶして、2〜3時間置いてからローストするだけ。盛り付けにもハーブを添えて、「ルッコラ」を使ったサラダとともに食卓へ。手作り感いっぱいのわが家らしいクリスマスが楽しめそうですね。

自家製ハーブのローストチキンでわが家らしいクリスマスを!

数種類をミックスしたハーブバスで疲れをリフレッシュ!

何かと忙しい年末にかけて、1日の疲れを癒すならハーブバスもおすすめ。
数種類のフレッシュハーブを粗く刻んで、カップ1杯分程度を布袋に詰め、バスタブに入れて一緒に沸かすだけでOKです。

上手に楽しくハーブを育てるには?