こだわり研究 theme.06 秋から楽しむ、ハーブのある暮らし。
実はハーブは育てやすい植物なんです!
ハーブの多くはもともとヨーロッパの雑草で、手を掛けずに放っておいても育つたくましさを持っている種類がたくさんあります。ですからガーデニングのビギナーでも比較的失敗しにくく、逆に初心者にこそおすすめしたいのがハーブ栽培なのです。乾燥に強い品種も多いので、水やりを忘れても耐えてくれ、旅行などで数日留守にする場合もあまり心配がありません。
上手に育てるコツは、まず種類を限定して挑戦すること。ハーブには非常にたくさんの品種があって、あれもこれも育ててみたくなりますが、それぞれ適した環境や土・肥料などが異なります。品種を絞って成功体験を積んでから、バリエーションを増やすようにしましょう。
また、庭への地植えももちろん可能ですが、プランターを使って育てやすいのもハーブの特徴です。プランターなら、室内に持ち込むことも可能。より身近に緑の眺めや豊かな香りを楽しむことができます。ハーブを使う目的に合わせて、ひとつのプランターに寄せ植えするのも素敵。たとえば「ローズマリー」や「コモンセージ」、「コモンタイム」や「イタリアンパセリ」などをまとめて植えて、煮込み料理に活用できる“ブーケガルニ・コンテナ”を作ってみてはいかがでしょう。
ハーブをもっと楽しむ、こんな空間づくりはいかが?
ハーブには、育てる歓びはもちろん、日々の暮らしに活かす歓びや自然を身近に感じる歓びなどの魅力があります。また、実際に「自然(緑)を身近に感じる空間」と「一般的な空間」で疲労回復効果をはかる実験したところ、「自然(緑)を身近に感じる空間」の方が“癒しやリラックスを受けた”という結果が得られおり、ハーブを暮らしに取り入れる有効性が証明されているともいえるでしょう。
丹精を凝らしたハーブが、もっと毎日を豊かに彩り、家族の健やかさを支える存在であってほしい…。そんな思いを実現するには、住まいにもひと工夫しておきたいものですね。ここでは具体的な空間づくりの例をご紹介しましょう。