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こだわり研究 theme.01 ここがイイ!ここがイヤ!今どきの二世帯住宅、みんなの本音。

「一緒に住もう」……切り出すのは、子世帯からが半数以上!

「夫の両親から同居の話が」「実家で建替えをすることになって」。二世帯住宅が検討される場合、以前は親世帯が中心のケースが一般的でした。
「もともと建替え時期に来ていた」「単世帯で家を建てるのは大変」などが同居の最大のきっかけであることは今も変わりませんが、近頃の傾向で目立つのは子世帯から同居を切り出すケースが増えたこと。約10年前では「親世帯が同居を提案」が59%だったのに対して、最近では「子世帯からの提案」が65%以上を占めているんです。

今どきの子世帯家族はなぜ、同居を積極的に考えるようになったのでしょう?その理由をアンケートデータから探ってみると、「45歳ライン説」が浮上!子世帯の夫が45歳未満と以上とでは、同居を考える動機がくっきりと違っていました。
45歳未満の場合、共働きの増加や女性の社会進出を反映してか、「子育てを親に協力してもらえる」がトップ。しかし45歳以上になると「親が高齢だから」「介護が必要だから」「親の老後が不安」が合わせて60%を超えます。
45歳以上ともなると子育てが一段落して親の加齢が気になり、自身の将来もそろそろ見渡しておきたい年代。しかも社会背景はこの10年で、介護問題や年金問題など複雑な変化を見せています。親世帯も含めた運命共同体としての自覚、ファミリー意識が二世帯同居を決断させるのかもしれません。

二世帯住宅を切り出したのは?同居の動機、45歳ライン説?

いざ同居を始めたら、「ここがイイ!」「ここがイヤ!」

子育てに協力してもらえることを期待して、あるいは高齢になった親が心配で二世帯住宅にした子世帯・親世帯も「親子で一緒に暮らせる安心感」は、非常に大きいようです。ですがいざ生活を始めてみると、「こんなはずじゃあなかった」「あの時、もっと主張しておけば……」という本音が洩れることもしばしば。二世帯同居には、夢や希望、義務感だけでは解決できない何かが潜んでいるのでしょうか?

二世帯住宅 ここがイイ!

二世帯住宅 ここがイヤ!

では、上手に同居するには?その秘訣を大公開!