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こだわり研究 theme.01 ここがイイ!ここがイヤ!今どきの二世帯住宅、みんなの本音。

理想の同居スタイルは、各世帯の生活を「いかに分離するか」だと言われてきたけれど……

二世帯住宅の理想は、家族が"付かず離れずの関係"でいること。そのためには、キッチンもお風呂も玄関もできるだけ別々にした方がいい……。そんな秘訣を耳にしたことはありませんか?この十数年というもの、この考え方が二世帯住宅のつくりかたの主流を占めてきたのですが、じつは意外な落とし穴もあるんです。

それは、徹底分離にすると各空間が狭くなりがちで、親世帯も子世帯も住まいや相手世帯への満足感が同居前よりも低下しやすいこと。「キッチンやお風呂が狭い」「収納が足りない」、ひいては「単世帯で暮らしていた時の方が、よほど快適で機能的だった」という気持ちに陥ったり、「一緒に住んでいるとはいうものの、滅多に一緒に過ごすことがない」となると、ちょっと寂しいですね。

そんな例をふまえてか、ここ数年の二世帯住宅では約半数が玄関・キッチン・お風呂を「共有」しているのが実態です。
やみくもに分離するのではなく、うまく共有・分離しながら助け合い、ふれあう時間を大切にしようと考える家族が増えてきているんです。

「共有」が、予想以上に多い!ほとんどの世帯が「共有を楽しみたい」

たとえば、こんな家づくりで解決!

親世帯・子世帯のいい関係を作り、それを持続していくためには、互いの空間と時間をどう「共有」「分離」するか、その度合いを考えることが大切です。
ここでは、4つのモデルケースをご紹介しましょう。朝・昼・夜、平日・休日それぞれのシーン、そして5年後、10年後、20年後の将来を見渡しながらわが家のスタイルはどれが心地良いかを検討してみてください。

そしてもう1つおススメしたいのが、「家族ルール」を作ること。二世帯同居の先輩たちも、大小いろんなルールを決めてあるようです。これらを参考に、楽しみながらおおらかに考えてみましょう。
もちろん、人はみな、年と共に心身も生活のしかたも変わりますから、ルールは守るだけでなく見直しも大切。数年ごとに二世帯で話し合って、ルールのメンテナンスをお忘れなく。

「共有」と「分離」、4つのモデルケース

拝見!うちの「家族ルール」

rule.1 出かける時は必ず「行ってきます」「行ってらっしゃい」と声を掛け合う。でも「どこへ?」「何時に帰る?」と、細かく聞かない。 rule.2 子どもたちと両親とはメニューが違うので、お互い別々に作り、でも食べる時は一緒にしている。rule.3 女ふたりが同時に台所に立たない。 rule.4 ダイニングに共通のカレンダーを設置。家族がみな、自分の予定を書き入れる。 rule.5 お風呂・トイレ・洗面の掃除は、各世帯が一日おきの当番制。  rule.6 洗濯機は2台で、世帯ごとに洗濯。でも急な雨の時は、相手世帯の洗濯物でも取り込む。 rule.7 生活費でモメルのだけはイヤ。光熱費・水道代・新聞代は、使う量にかかわらず折半にしている。 rule.8 感謝の気持ちを忘れず、「ありがとう」をちゃんと言う。

あなたの思い、考えかたもお聞かせください!