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こだわり研究 theme.03 「孫育て」を上手に活かせる二世帯住宅の工夫とは?!

協力したい、してほしい!「孫育て」にはそんな声が多いんです。

近頃、おじいちゃんやおばあちゃんが積極的に子育てに協力する「孫育て」が注目されています。"孫育てのウェブサイトや専門書"を目にすることも多く、自治体などが主催する"孫育て講座"なども活発に開催されているようですね。では、実際に二世帯住宅にお住まいのご家族の思いはどうなのでしょうか?三世代同居をされているご家族へのアンケートでは、「育児に協力したい、してほしい」という回答が80%以上!さらに二世帯住宅にして良かった点の第2位が「孫と遊べる、遊んでもらえる」という結果が出ています。"孫(子ども)"を通して家族の絆が深まり、三世代みんなが楽しく豊かに暮らせるのは、二世帯住宅の大きな魅力のひとつなのですね。

育児への協力への思い

【二世帯家族の80%以上が育児協力派!】・積極的に協力したい、してほしい 20.6% ・場合に応じて協力したい、してほしい 62.6% ・基本的に したくない、求めたくない 2.3% ・無回答 14.5%

※二世帯住宅を建築した家族へのアンケート調査/2008年・積水ハウス(子世帯に高校生以下の子どもがいる場合 N=262)

二世帯住宅にして良かった点

・身内と一緒に住めて安心 45.1% ・孫と遊べる、遊んでもらえる 39.2% ・同じ土地に住み続けられる 38.3% ・行き来をしなくてすむ 29.1% ・経済的、家計が楽になった 19.6% ・子どもに良い影響があった 19.6% ・介護ができる 16.6% ・外出がしやすくなった 15.4%

※二世帯住宅を建築した家族へのアンケート調査/2008年・積水ハウス (N=337)

三世代みんなに嬉しい! 二世帯同居ならではの「孫育て」。

子育て(孫育て)期を三世代で賑やかに過ごすことは、子どもたち・親たち・祖父母たちの家族みんなに多くのメリットがあります。
たとえば子どもにとっては、おじいちゃんおばあちゃんと日常的に接することで生活体験の幅が広がって、心の豊かさが育まれやすくなります。両親に叱られた時など、祖父母とのふれあいが"逃げ場"として機能することもあるでしょう。また祖父母にとっては、日々の暮らしにメリハリが生まれて、活躍の機会を得ることにつながります。

そしてご夫婦にとっては様々な協力を得ることで、子育てに気持ちのゆとりを持つことができ、祖父母ならではの子育ての知恵を授かることも多いことでしょう。
もちろん近居でも可能なことですが、やはり二世帯同居で生活を共にしてこそ、何気ない日常で得られることが増えてくるものですね。

孫育ての主なメリット

子どもたち ・生活体験の幅が広がる ・心の豊かさが育まれる ・逃げ場が得られる・・・

親たち ・気持ちにゆとりが生まれる ・子育ての知恵が得られる ・身近な相談相手ができる・・・

祖父母 ・暮らしにメリハリが生まれる ・活躍の場が得れる ・若々しい感覚を保てる・・・

祖父母の育児協力の内容

・不在時の世話 82.9% ・遊び相手 53.2% ・食事の世話 42.0% ・お風呂の世話 30.7% ・通園、通学の送り迎え 24.4% ・勉強の世話 5.9% ・その他 4.4%

※二世帯住宅を建築した家族へのアンケート調査/2008年・積水ハウス(N=205)

では、孫育てを上手に活かせる住まいの工夫は?