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こだわり研究 theme.03 「孫育て」を上手に活かせる二世帯住宅の工夫とは?!

たとえば食べることを通して体験を広げる、ひと工夫ある食空間に。

帰宅した子どものおやつや夕飯をおばあちゃんがサポートするケースも多いですよね。そこでキッチン・ダイニングを、二世帯の楽しみの場や、子ども(孫)の食体験を膨らませるような空間にしてみてはいかがでしょうか。そんな工夫を盛り込んだプラン例をご紹介しましょう。

【菜園テラス】 テラスにミニ菜園を設けて、手作り野菜を孫たちと一緒に育ててみてはいかが。収穫の歓びはもちろん、食育にもつなげることができます。

菜園テラスでのイメージ画像

【ゆったりダイニング】 メインダイニングはゆったりと計画。二世帯全員が集って、わが家の味を楽しめるゆとりある空間づくりがおすすめです。

間取り図

【気軽な食空間・ヌック】 ダイニングとは別に気軽に食事ができるヌックがあれば、おやつタイムにも便利。孫たちとお団子を作るなど、食体験の場所としても使えます。

ダイニングでのイメージ画像

【広々キッチン】 二世帯共有キッチンなら、両世帯一緒に作業できる広々スペースの確保がおすすめ。料理を通して家族の味や絆を深めることができます。

たとえば季節の行事や昔遊びを伝承する、多目的に使える和室を。

お正月やひな祭り、端午の節句など、季節の行事はおじいちゃんおばあちゃんならではの知恵や経験を伝える絶好の機会。そんな時に和室は不可欠ですが、行事空間として使うだけでは少しもったいないですよね。ここにご紹介しているのは、多目的活用の工夫を盛り込んだ玄関脇の和室プランです。

【家族を結ぶ玄関脇の和室】 和室を2つの玄関の間に設けることで世帯間のつながりを生み出しました。孫たちが帰宅した時にも、お互いの様子がわかりやすい工夫です。

家族を結ぶ和室のイメージ

【客間としての和室】 3方向から出入りできるようにし、障子や襖の開閉によってお客様用の座敷として両世帯での活用をしやすく計画。独立した子ども家族の帰省部屋や親戚の宿泊部屋としても使えます。

客間としての和室のイメージ

間取り図

【居どころとしての和室】 親世帯エリアに直結させることで、日常的な茶の間活用が可能。季節の行事はもちろん、お手玉などの昔遊びを孫たちと楽しむ空間にもなります。

居所としての客間のイメージ

【各世帯専用玄関】 世帯ごとに玄関を別々に設ければ、外出時や帰宅時の気兼ねも解消。一軒の住まいでありながらも、それぞれの独立性が高められます。

あなたが親世帯(子世帯)に期待することは?