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ひとりでも複数でも作業しやすいって本当!?「セパレートキッチン」の魅力を大調査。

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セパレートキッチンって、どんなキッチン

今、最も多くの住まいで採用されているのが、シンクやコンロなどを一列に並べた「T型レイアウト(T型キッチン)」です。人気のアイランドキッチンもこのレイアウトが多く、主に横に移動しながらキッチンワークをこなすスタイルになります。

総合住宅研究所の河崎です。従来に多いT型キッチンとセパレートキッチンの最大の違いは、シンクとコンロのカウンターが分かれている点です。これによって作業の効率が高まるんです!

「セパレートキッチン」は、シンクとコンロを別々のワークカウンターに設けたスタイル。U型レイアウト(U型キッチン)≠ニ呼ばれることもあります。水を使って下準備などを行なうシンクカウンターと加熱調理を行なうコンロカウンターが分かれているので、家族や友達などとキッチンワークを分担して行いやすいのが特徴です。

また、シンクとコンロが分かれているので、それぞれの脇に作業スペースが設けやすいのも魅力です。材料を準備して、切って、調理して、盛りつけて…。キッチンワークは様々な作業が複雑に関係し合うので、シンクやコンロ脇にちょっとした作業スペースがあればとても便利。一連の作業がスムーズに行なえます。

T型レイアウトでプランニングした最近人気のアイランドキッチン。
シンクやコンロの周囲に作業スペースを設けやすいセパレートキッチン

実証実験で明らかに!複数でもひとりでも、作業がはかどりやすい!!

「確かにシンクとコンロが列カウンターにあれば、複数での作業分担はしやすそう! だけど、ひとりでキッチンワークをする時にもホントに作業しやすいの?」。そんな疑問を持った方も少なくないのではないでしょうか。

セパレートキッチンの効率の良さは、実験で実証済み!
頭部と手の甲の移動ポイントをモーションキャプチャーし、作業効率を計測する実験を行ないました。

そこで実際に、一般的なT型キッチンとセパレートキッチンで比較実験を行なってみました。同じお料理を作る時間と作業距離を比較したところ、複数(2名)で調理した場合も、ひとりで調理した場合も、セパレートキッチンのほうが作業時間・作業距離ともに減少することがわかりました(下グラフ参照)。

特にひとり調理では作業時間はほとんど変わりませんでしたが、作業距離が約30m以上減少。歩く距離が少なくて済めば、キッチンワークの疲れも違ってくるのではないでしょうか。

複数(2名)作業での実験結果

ひとり作業での実験結果

セパレートキッチンにすると、広いスペースが必要では?