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初めての家づくり わが家の未来イメージ、ライフステージ変化の考え方

住まいづくりを考える時は、どうしても今のことに目を奪われがちですよね。でも住まいは、これから何十年も暮らし続けていく場所。5年後・10年後・20年後…、家族のカタチや生活スタイルはどう変わっていくのか。家を建てるとき、そんなわが家の「ライフステージ変化」をイメージしておくことも、住まいづくりの大切なポイントになります。

家族の成長やその時々の生活の変化を、想定しておこう。

ライフステージの変化例

たとえば、5年後に子どもが中学生になるなら、持ち物もぐんと増えて収納の充実が必要になりそう…。そして10年後には子育てから手が離れて、新しい趣味を始められるかもしれませんね。
「ライフステージの変化」を考えるには、子どもの入学や卒業・独立、お父さんやお母さんの定年など、まずは人生の節目になるタイミングを思い浮かべてみることがコツ。そのタイミングで生活がどう変わり、どんな暮らし方をしたいかをイメージしてみましょう。
そして思い描いた将来の暮らしが実現しやすい住まいであるかどうかをチェック!

これが、「ライフステージの変化」を想定した住まいづくりの基本になります。

間取りを変化させやすい家で、将来に備えておこう。

もちろん、将来の変化をどれほど想定しておいてもその通りになるとは限りません。そこで、もうひとつ重要になるのが、家族構成や生活スタイルが変わったとき、その変化に対応しやすい住まいであること。部屋の使い方や間取りの変更などがスムーズにできる住まいなら、暮らしやすさもわが家らしさも保ちやすくなります。
とくに家族の中でも最も成長変化する子どもの部屋は、大きなポイント。間取り変更が気軽に行なえれば、成長に合わせてその時々にふさわしい空間を用意することができます。

可動間仕切収納「ヴァリエス」を使った子ども部屋の間仕切り変更例

  • 子どもたちが幼い時期は、広々としたワンルーム型の子ども部屋。
  • 独立心が芽生えはじめたら、セミオープンな子ども部屋に変更。
  • プライバシーが必要になる時期には、独立した個室に変更。

将来の家族変化や夢を、未来年表にまとめてみよう。

未来年表作成例

ライフステージの変化を具体的に想定しやすくするための有効な方法が、わが家の“未来年表”を作ってみること。子どもの入学や独立など、家族の成長・変化を記入するのはもちろん、それぞれの夢も同時にまとめてみるのがオススメです。
中学では○○クラブで活躍したい、○年後にこんな趣味を始めたい、○年後にお店を開きたい…。自分の想いを大切に語り合えば家族の夢もイメージしやすく、ライフステージの変化を見渡しやすい年表になります。