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これだけは知っておきたい家の技術と性能 健康配慮

家族の健康に配慮することも、家の技術・性能のひとつです。家の中の空気のクリーンさやユニバーサルデザインについてもチェックしておきたいものです。これからは「将来にわたって健やかに暮らせる家」という考え方が大切なのです。

すこやかな暮らしを考えるなら、もっと「空気」に目を向けるべきです。

近頃、水や食べ物の健やかさにこだわる人が増えてきました。ですが、人が体内に取り入れる物質のうち、一生涯で最も多く摂取するのは空気なのです。
とくに室内の空気が最も多く、57%にも及びます。室内空気にはさまざまな化学物質が含まれており、家族の健康に与える影響は小さくありません。水や食べ物と同じように、空気のすこやかさにももっと配慮したいものです。

一生涯に摂取する物質の割合

バリアフリーとユニバーサルデザインは、考え方に大きな違いがあります。

バリアフリーは、"既にある障がいを取り除くこと"を意味する言葉。対してユニバーサルデザインは、"はじめから障がいをつくらない"という考え方が基本になっています。混同して使われるケースも少なくありませんが、バリアフリーとユニバーサルデザインは、考え方が基本的に異なります。限られた人のための特別仕様ではなく、誰にとっても同じように使いやすくすることが、ユニバーサルデザイン。家づくりでは、このユニバーサルデザインにこだわりたいものです。

バリアフリーからユニバーサルデザインへ