公開講座TOP > ライフスタイル・ラボ > 子育ち子育てLab > <川の字>で寝るのはOK、それともNG?

こだわり研究 theme.03 <川の字>で寝るのはOK、それともNG?

<ひとり寝>デビューは、3〜4歳!

Q では、<ひとり寝>はいくつくらいから始めるべきですか?

3〜4歳です。ずいぶん早い(笑)?
ですが自我が芽生えはじめるこの頃に、別室でひとり、孤独と暗闇に耐えながら寝るから意味があるのです。不安と恐怖感から救えるのは自分しかいないのだという体験をし、それを克服することで心が折れにくくなりますし、親への依頼心から脱皮して自立心が育まれていきます。ひとりきりのベッドの中は、想像力や創造力も養ってくれることでしょう。

Q それでも、泣いて嫌がったら(笑)?

もちろん、依存と自立は一進一退を繰り返しながららせん階段を昇るようなものですから、それまでの<添い寝>で親子の愛情と信頼がしっかり育まれていれば、どんなに泣いてもいずれ必ず<ひとり寝>ができるようになりますよ。たとえば最初は週に1回だけ<添い寝>を許してあげる、あるいはひどい嵐の夜や旅先では一緒に寝ることにする……など、親もルールをつくって臨むことが成功のヒケツです。

[ イラスト ] 親もちょっとさびしかったりする子のひとり寝デビュー

イクメンは、<ママ化>にご用心!

Q 積極的に育児をするお父さん、イクメンが近頃、増えていますが。

イクメンたちは、妻に対して家事・育児への感謝の気持ちを持ち、育児を中心とした協力態勢で夫婦関係もほぼ安定しているのが特徴です。ただ、気をつけていただきたいのは、家の中にお母さんがふたりいる、そんなパターンに陥らないこと。母と子はお腹の中から生物学的な絆で結ばれているものですが、父親は子どもの感覚神経がやや発達してから母親とは違った存在として認識される相手です。父親は子どもに<知的な働きかけ>を促す存在で、つまり父親と母親の役割は違うのです。

父親は<けじめ><秩序>の規範ですから、たとえば子どもがダダをこねても言いなりにならない、こまかなことを注意しない、世話を焼きすぎない、この3つに気をつけてください。お父さんがリーダーシップを発揮して善悪を教え諭し、きちんと叱れる存在であること、そして母親が絶対的な愛情でそのフォローに回る……この父性と母性が両方働いてこそ、育児の協力関係が成立します。両方が甘い親であったなら、結局、二人がかりで子どもをだめにしてしまいかねません。

Q イクメンこそ、夜は<母親中央型>で寝るべきですね。

そうです。身体距離は心理的な距離、関係性の距離ですから、間近の母親のその向こうで寝る父親であってこそ"畏敬すべき存在"として肌で感じることができます。もう理屈抜きに、一目、置かれる存在になれますよ(笑)。
そして子どもを<ひとり寝>デビューさせたら、夫婦の関係を深めること。子育てに懸命になると父母としてだけ存在しがちになりますが、夫として妻として愛情を深め合うことは子どもの心の成長もより豊かにします。
みなさん、子どものためにもご自身たちのためにも、今夜からどうぞいい寝かたをしてくださいね(笑)。

<添い寝>しやすいのは、タタミ空間!

子どもが増えても<添い寝>をしやすい空間といえば、和室がまず挙げられます。子育て中の若いご家族の場合、和室は要らないと考えがちなのですが、和室ほど<添い寝>に適した空間はありません。
夫婦の寝室をはじめから和室にして、子どもが<ひとり寝>デビューをするまでは家族の寝室として使う方法もありますが、家の広さに余裕があれば主寝室と子ども部屋以外にタタミ空間をプラスしておくのもおすすめです。
転んでも痛くない子どもの遊び空間として、あるいは洗濯物をたたむ家事スペースとして転用できるほか、季節の行事や趣味の空間としても幅広く活用することができます。

[ 写真 ] <添い寝>をしやすいタタミ空間。子どもたちの遊び場としても。

[ 写真 ] 主寝室の一角にタタミ空間をプラスするのもアイデア。いずれ、趣味の空間に。

おたくは、どんな寝かた?