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こだわり研究 theme.01 夜のお洗濯、スムーズ解決法!

室内干しの効率アップは、換気と除湿で!

室内干しの問題の中で最大のネックが「乾きにくい」ことだと言えます。部屋が湿気たりニオイがこもりやすくなるのも、洗濯物がいつまでも水を含んだままの状態で干されていることが影響しています。
では、できるだけ短時間で乾かすには、どんな方法が有効なのでしょうか。答は換気と除湿です。洗濯物の乾きにくい真冬の夜を想定して実験したところ(詳細条件等はグラフ参照)、干したままの自然乾燥では24時間以上かかるのに対して、換気扇を作動させると約18時間で乾燥。さらに換気扇に扇風機を加えると約11時間、換気扇と除湿機を作動させると約6時間で乾きました。なんと自然乾燥の1/4の時間、真冬でも就寝前に干せば、朝起きた時にはほぼ乾いているということになります。気になる電気代も80円程度です(22円/khwで計算)。

【グラフ】室内干し乾燥スピード比較

洗濯問題を、たとえばこんな家づくりで解決!

室内干しの効率アップを考えられるなら、室内干しスペースを設けて換気扇や除湿器を備えておくのが有効策と言えるでしょう。乾燥のスピードアップには浴室乾燥機の使用も便利ですが、広さや入浴時間が制限される点を気にされる方もおられるようです。

タオルや下着収納の棚を設ければ、取り込んで即収納が可能。/床を畳敷きにすれば、アイロン掛けや大物をたたむ時にも便利。

また、洗濯問題は洗って乾かすだけで「万事解決!」というものではありません。乾いた洗濯物を取り込み、たんんだりアイロン掛けをして、最後は収納するまでのトータルな作業が洗濯家事のたいへんなところですよね。実際に「たたむのが面倒」「取り入れたその場で収納したい」という声もよく耳にします。

そこで一連の作業をまとめて1カ所でこなせる「洗濯専用室」の計画がオススメです。専用室というと贅沢なイメージを持たれるかもしれませんが、ほとんど毎日使う場所ですし、負担の大きい洗濯家事を軽減できると考えれば、充分に検討する価値があるのではないでしょうか。

間取り図イラスト

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