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こだわり研究 theme.07 暑い夏を賢く快適に過ごす!"省エネ&自然の心地よさ"をかなえる秘訣!!

太陽の熱は"窓の外側で遮る"のがコツ

家の中で涼しく過ごすには、まず強い日差しを室内に入れないようにすることが大切です。カーテンでも日差しカットは可能ですが、窓の内側(室内)で日差しを遮ることになりますから、カーテン自体が暖かくなってしまい、せっかくの日差しカットの効果を下げてしまいがちです。最近は遮熱カーテンなども市販されていますが、やはり日差しカットのポイントは、"窓の外側で遮る"こと。強い日差しによる熱を、室内に持ち込まないようにすることがより効果的です。

カーテンで日差しを遮ると、カーテン自体が暖められて、遮熱効果が弱まりがち。

具体的な方法としては、スダレやヨシズ、ブラインドシャッターなどが有効です。つる性植物を利用したグリーンカーテンもおすすめ。日除けとなる植物の蒸散効果によって、グリーンカーテン自体が高熱になりにくいのも魅力。見た目にも緑が美しく、爽やかな雰囲気の日除けになります。さらに軒や庇による日差しカットも効果的。深い軒や庇を計画すれば日陰の軒下空間が創り出せ、心地よく過ごせるスペースにもなります。

日差しを室内に入れないように、スダレなど窓の外側で遮る工夫が大切です。

グリーンカーテンを設ければ、見た目も美しく、爽やかな日除けになります。

"エアコンと扇風機の併用"で省エネを実現!

風があると、同じ温度でも涼しく感じるものですよね。一般的に風速1mの風に当たると、体感温度は1℃程度下がるといわれています。そこで、この風の効果を賢く活かして"エアコンと扇風機の併用"を実践するのがおすすめです。エアコンの設定温度を上げても、扇風機を稼動させれば涼しさが維持しやすく、快適&省エネが実現できます。

家庭で使ったエネルギーを省エネ+創エネで賄って、エネルギー収支ゼロを目指す!それが住まいのゼロエネルギー化ということです。

実際にエアコンの消費電力は中運転で約600W(*)ですが、設定温度を2℃上げると約10%の節電(-60W*)が可能。一般的な扇風機を弱運転にすると約30W(*)の電力を消費しますが、差し引き30W(*)程度の節電となります。
さらに扇風機を最近主流のDC(直流)モータータイプにすると、消費電力は1/4〜1/8(4〜8W*)で済み、さらに省エネの効果が高まります。最新のDCモータータイプの扇風機は、細やかな風量調節ができ、風に当たるのが苦手な方でも大丈夫。音も静かなので、とても心地よく過ごせます。
また、扇風機で室内に風を送るとエアコンの冷気が部屋中に広がって、足元だけが冷えるといった悩みをクリアすることもできます。

*:機種等によって異なります。

でも、室内が締め切りがちになるのが木になる…