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庭暮らしラボ 特別編 涼しい緑陰を楽しむ!グリーンカーテンにチャレンジしよう!!

07:種の取り方と後片付け

まだまだ残暑が厳しい時期ですが、夏休みも終わり、徐々に秋に向かっていきます。今回はグリーンカーテンの育て方の最終回として、来年に向けた種の取り方と後片付けの方法をご紹介します。
通常は8月末に葉が散ってしまいますが、花や実をこまめに摘んだグリーンカーテンはまだ元気だと思います。その場合は、まだ暑さも続くと思いますので、もう少し後に今回の記事内容を参考にしてください。

種の取り方

  1. 1.実が熟してくると緑からオレンジ色に変わってきます。全体がオレンジ色になった頃に種を取ります。ゴーヤ1個から種がたくさん取れるので、来年のグリーンカーテンをイメージして、熟させる個数を決めましょう。写真のゴーヤは種を取るには時期が早く、もう少しオレンジ色に熟してから種を取ります。
  2. 2.種のまわりには赤い果肉が付いています。甘くておいしいので食べても良いですが、種を保管するためにはきれいに洗い流して乾燥させます。充分に乾燥できていないと、カビが生えてしまいますので注意してください。赤い果肉をきれいに洗い流して、種だけの状態にしてから乾燥させます。
  3. 3.収穫した種は、封筒等に入れて保存します。種は生き物ですから、ビニール袋など通気性のないものは保存に不向きです。保存袋には、品種名と採種日、採種場所を書いておくのがおすすめ。来春の種蒔き時にも安心です。封筒に品種名などを記入しておくと、お友達にプレゼントなどをする際にも便利です。

後片付け

  • 9月半ば頃になり、外が涼しくなってきたら、グリーンカーテンを片付けるタイミングです。
  • ネットが樹脂製の場合、来年に向けてツルをネットから外します。ツルが枯れてしまうとちぎれやすくなり、ネットから取り外すのに一苦労です。少しかわいそうですが、植物が元気なうちにネットから外すようにしましょう。下向きにツルを引っ張ると楽に外れます。
  • ネットが紙や麻など可燃性の場合は、ネットと一緒に燃えるゴミとして処分できます。

最後に
5月の苗の植え付けから始まって、あっという間の約4ヶ月でしたが、いかがでしたでしょうか?気が早いですが、来年は今年収穫した種から育ててみてはいかがでしょうか?基本的な育て方はお分かりいただけたと思いますので、来年は違う植物にチャレンジしたり、今年の反省を生かして、より本格的に取り組んでみてください。また、グリーンカーテン以外にもコンテナガーデンや家庭菜園など、緑を楽しむ暮らしはたくさんありますので、いろいろトライしてくださいね。庭暮らしラボ特別編「グリーンカーテンの育て方」をご覧くださり、本当にありがとうございました。