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こだわり研究 theme.02 上手な二世帯ライフは、「プチ分離」がヒケツ!

洗面・浴室を上手に共有するヒケツは、脱衣&洗濯スペース!

誰かがお風呂を使っている時は、洗面室に入りにくい…。朝の洗面や洗濯のタイミングがバッティングしがち…。洗面室や浴室を二世帯共有にした場合、そんな悩みを抱えるご家族も少なくないようです。

お風呂や洗面室は、家族が使う時間が重なりやすい場所だからこそ、細かな配慮で暮らしやすさを高めておきたいものですね。そこで洗面・浴室まわりでも『プチ分離』の工夫を活用するのが有効。とくにオススメなのが、"洗面"と"脱衣・洗濯"の機能を上手に分けて計画することです。

二世帯住宅では「お互いのプライバシーを尊重すること」が、ともに心地よく暮らすヒケツ。プライバシー配慮というと、寝室の配置など居住空間をイメージしがちですが、じつは意外と洗面室や浴室などの生活機能エリアが重要なポイントになるのです。

【挿絵】 子どもたちの夜の歯磨き、両親の入浴時間と重なっちゃうのよねぇ…

【挿絵】 風呂にはゆっくり浸かって入浴後もリラックスできるのがいいんだけどなぁ…

【挿絵】 洗濯機は、やっぱり別々の方が、気を使わないし便利かも…

たとえば、こんな「プチ分離・サニタリー」はいかが?

洗面・浴室を共有すればスペースにもゆとりが生まれて、広々としたバスルームなども実現しやすくなります。ただし広々感と暮らしやすさの両立を考えるなら、浴室・洗面室・脱衣室などサニタリーまわり全体でその余裕を活かすことが大切。そこで、おすすめの"プチ分離"の工夫を盛り込んだサニタリーのトータルプラン例をご紹介しましょう。

【バスコート兼用の物干デッキ】スペースの有効活用におすすめなのが、デッキ仕上げのバスコート。湯上がりのリラックス空間としてはもちろん、二世帯分の物干しスペースとしても便利に使えます。

【2ボウルの洗面カウンター】朝の洗面は家族の使う時間が重なりがち。2ボウルスタイルにすれば、ふたりが同時に使えて、慌ただしい朝の混雑も緩和されます。

間取り図

【着替え収納のプチ分離】タオルや肌着、部屋着など、脱衣室は収納不足のウィークポイント。世帯ごとに収納棚を設けておけば、入浴後の着替えもスムーズで管理もしやすくなります。

【独立性のある脱衣室】洗面室と脱衣室を分けて計画するのがポイント。誰かが入浴中でも、気兼ねなく洗面室が使えます。

【洗濯機スペースのプチ分離】世帯ごとに洗濯機を設ければ、それぞれの暮らしのペースで洗濯が可能。洗剤類は共用棚に納めるなど、上手なスペース共有が行なえます。

あなたなら何を"プチ分離"したいですか?