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こだわり研究 theme.01 50代から始める、至福の縁づくり。

旧友を招いて、久々の一献もオツ。

「また今度、ゆっくり会おう」…そんな約束をしたままの友人が、あなたには何人いるだろうか。年賀状だけのつきあいになった郷里の幼なじみも、少なくないかもしれない。

だが、いざ顔を合わせれば、まるで昨日も同じグラウンドで走っていたかのように話が弾むのが、旧友というものである。これからの人生をふと見渡してみたとき、そんな懐かしい縁を紡ぎ直してみるのもいいと思う。

学生時代の想い出の居酒屋で会うのもいいが、名刺抜きの会話を愉しむなら、わが家でのんびりと酌み交わすのもオツなものだ。妻の手を煩わせることなく、自分たちのペースで気ままに過ごせる空間に招ければ、きっとそれが最高のもてなしになる。気負いもてらいもなく語り合えるのが旧友の有難みであるし、その縁こそがしみじみと人生の味わいを深めてくれるのだろう。

わが家に招きたいと思える友人・仲間は、これからもずっといいつきあいを続けていけるような気がする。

ご近所友だちは、増やして吉!

日頃から顔は知っていて、挨拶は交わすけれど、はてさて誰だっけ?ということはないだろうか。これからわが家で過ごす時間が長くなることを考えれば、「近所づきあいは妻の担当」という主義からはそろそろ卒業しておいた方がいいだろう。

というのも、近所づきあいは想像以上に得るものが多いのである。住んでいた世界も年齢も異なる相手から思わぬアドバイスを受けることもあるし、妻と共通の話題も増え、地元とのつながりも感じられる。
実際、50歳以上の6割近くが「近所の人が気軽に訪ねて来るような人づきあいが理想」と感じ、60代になると"近所との交流"が増える傾向にある。

では、気軽に招いたり訪ねたりするには何が大切かと言えば、"距離感を上手に保つこと"らしい。これはつきあい方だけでなく、家のつくり方にも同じことが言えそうだ。立ち話より深く、家の中より気軽に…そんな場所を工夫すれば、ご近所の縁をぐんと育みやすくなるのである。

近所の人が気軽に訪ねてくれるような、気さくな人づきあいが理想! YES 58.3%, NO 41.7% *シニア住宅アンケート調査(2008年/積水ハウス総合住宅研究所) N=400(50〜69歳の男女各200)

自分らしい"招き"空間って?