こだわり研究 theme.02 孫が遊びに来たくなる、わが家のヒケツ！
いつか想い出になる、魅力の仕掛け。
私たちが子どもの頃、おじいちゃん・おばあちゃんの家で遊ぶのが楽しみだったもの。庭の柿の木に登ったり、薄暗い物置部屋でかくれんぼをしてみたり。
じぶんの家にはないものがあり、できないことができるから、おじいちゃん・おばあちゃんの家を訪ねるのが想い出になるのだと思うのです。せっかく家族で集まっているのに携帯ゲームで遊んでいるだけじゃあ、家にいるのと変わらないじゃないですか。
わが家は古いお屋敷じゃないけれど、じつはストーブがあるのが大人気。炎の揺らぎって今の子どもたちがふだん接していないから目が輝くし、大人も火を入れる季節を心待ちにしてくれるほど。
こんな風に集いを重ね、いつか孫たちが大人になったとき、ああ、大好きな家だったなと振り返ってくれるような、わが家はそんな場所でありたいと思うのです。
気持ちを惹きつけるのは、大人の趣味性！
夫婦ふたりの大人暮らしのいいところは、自分たちの趣味をそのままストレートに住まいで表現できることかもしれません。子ども室が要らないぶん空間の使い方に余裕があるので、ガーデニングや映画など、ふたりが好きなことをそれぞれちょっと本格的に楽しめるように計画するのがオススメ。
この"ちょっと本格的に"という点がヒケツで、その趣味性が家族の気持ちを惹きつけ、また集まりたいと思える家にするのです。
