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デメリットをクリア!憧れの吹抜けを心地よく実現しよう!!

吹抜けには、アレコレ魅力がいっぱい!

吹抜けのいちばんの魅力は、何と言っても広々とした開放感≠ナすよね。同じ広さのリビングでも2階分の高さがあれば、想像以上の伸びやかさ感じられ、広々とした雰囲気に包まれます。

そして上階部分に大きな窓を設ければ、眺めが空方向に抜けていっそう開放的なイメージが高まります。お隣の家が迫っている場合でも、上階窓から充分な採光を確保しやすくなるのもポイント。とくに冬場は太陽高度が低くなって、隣家などに1階部分の日当たりが遮られてしまいがちですが、吹抜けなら室内全体に光がまわって明るく心地よく過ごせます。

また、吹抜けは上下階をオープンにつなぐので、住まい全体で気配が伝わりやすいのも魅力です。家族それぞれが別の部屋でくつろいでいても、お互いにさりげなく様子を感じあえて、つながり感が生まれます。わが家の場合、これらの魅力ポイントをどのように高めるか。周辺の条件などにあわせて工夫することが吹抜けプラン成功の第一歩になります。

大切なのは建物全体の構造や設計!

デメリットを知って、あらかじめ対処を!

魅力の多い吹抜けには、デメリットも少なくありません。事前に理解しておいて、適切な対処を施すことが大切です。最も大きな課題と言えるのが、吹抜け内の温度ムラ、冷暖房効率の問題です。上下階がつながっているので、冬は温めた空気が上階に溜まり、夏は冷やした空気が下階に集まりがち。冬に暖房をしても下階が暖まりにくく、夏に冷房を掛けても上階が涼しくなりにくいと言うわけです。対策としては、シーリングファンなどで吹抜け内の空気を循環させるようにするのがポイント。とくに冬の暖房には、輻射熱で温める床暖房やペレットストーブなどをエアコンと併用すると良いでしょう。もちろん、それらの対策の大前提になるのが住まいの断熱性です。住まい全体、空間全体をムラなく断熱材で覆い、小さな熱の出入りを抑えることが肝心です。

また、上階の窓などの掃除やカーテンの開け閉めが難しくなることも、吹抜け計画での注意点のひとつです。高所の窓掃除は専門業社さんなどに依頼するのが賢明。お手入れコストがかかることも知っておきましょう。カーテンなどの開け閉めは、電動やチェーンコントロールできるタイプをセレクトしておくのがオススメです。そのほか、音やニオイが伝わりやすいというデメリットもあります。この問題は吹抜けをどこに設けるかという間取りとの兼ね合いもあり、プランニングを慎重に検討したいものです。魅力と同時に課題も多いのが、吹抜けです。住まいのプロにじっくりと相談しながら、憧れを実現することが重要と言えるでしょう。

暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まりやすいので、吹抜けでは夏に上階が暑く、冬に下階が寒くなりがち。

吹抜け内の温度ムラをなくすシーリングファンは、吹抜けらしさを演出するアイテムとしても魅力的。

輻射熱で温めるペレットストーブは吹抜け暖房に効果的で、わが家らしい雰囲気づくりとしても有効。

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